UiPathで実現するハイパーオートメーション

セールス&コンサルタントの岩本です。
前回に続いてハイパーオートメーションに関するトピックになります。

前回はハイパーオートメーションの概念についてですが、我々が扱うUiPathではハイパーオートメーションを以下のように実現します。

  • UiPathは、ハイパーオートメーションを「組織内のあらゆるプロセスを自動化することで、人間の能力を最大限に引き出すこと」と定義しています。
    UiPathは、ハイパーオートメーションを実現するために、RPAを中心とした自動化プラットフォームを提供しています。
  • UiPathの自動化プラットフォームは、以下の4つのコンポーネントから構成されています。
    • UiPath Studio:RPA開発者がロボットのシナリオを作成するためのツールです。ドラッグアンドドロップやレコーディングなどの機能を使って、簡単にシナリオを作成できます。
    • UiPath Robots:RPA開発者が作成したシナリオを実行するためのロボットです。Attended Robot(AR)とUnattended Robot(UR)の2種類があります。
    • UiPath Orchestrator:RPA開発者や管理者がロボットの管理や監視を行うためのツールです。ロボットのスケジューリングやライセンス管理、ログ分析などの機能を提供します。
    • UiPath AI Center:RPA開発者やデータサイエンティストがAIモデルの開発や運用を行うためのツールです。AIモデルのトレーニングやデプロイメント、ロボットとの連携などの機能を提供します。
  • UiPathは、これらのコンポーネントを組み合わせて、業務プロセスにおける人間とロボットとAIの協働を可能にしています。
    例えば、以下のようなシナリオが考えられます。
    • 営業担当者が見積書を作成する際に、ARが画面上で入力支援やエラーチェックを行う。
    • 見積書が完成したら、URが自動で見積書をメールで送信し、Orchestratorで送信履歴やステータスを管理する。
    • 顧客から返信があったら、AI CenterでトレーニングされたAIモデルがメール内容を分析し、次営業アクションや優先度を判断する。
    • AI CenterからOrchestratorに送られた情報に基づいて、URが営業担当者に次営業アクションや優先度を通知する。

UiPathは自らをビジネス自動化のプラットフォームと位置付けており、上記の一例以外にも様々な製品・ソリューションを組み合わせた
自動化が可能になっています。