UiPath研修・トレーニング 講師コラム(1/2)
自己紹介
こんにちは。関根と申します。当社のUiPath研修カリキュラム整備と研修トレーナー育成を担当しています。
私自身が研修トレーナーとして皆様の前に立たせていただくこともあります。お目にかかる機会がありましたら、その際はどうかよろしくお願いいたします。
今回と次回の2回に分けて、当社の「UiPath研修」について以下のお話をさせていただきます。肩の力を抜いて、お付き合いいただけると幸いです。
- UiPath Academyと有償研修の使い分けについて (1/2回)
- 当社研修カリキュラムの特徴 (1/2回)
- カリキュラム作成にあたって心がけていること (2/2回)
1.UiPath Academyと有償UiPath研修の使い分けについて
このコラムをご覧になっている方たちは、恐らくご存知かと思いますが、UiPath社では無償のオンライントレーニングサービスである「UiPath Academy(UiPathアカデミー)」を提供しています。ここではUiPathでRPAを進めていくための様々な知識が無償で得られます。太っ腹ですね! と、ここまで書くと、皆様も次のことが気にかかるんじゃないかと思います。「無償のUiPath Academyがあるのに、お金を払って研修を受ける必要があるの?」と。ここで「必要ありません」と言ってしまうと私が上司からお説教をされることになるのですが、そうした冗談はともかく、そもそも必要ないのであれば私共も有償研修なんか作りませんというのが本当のところです。
ですので、まずは当社でご用意している有償研修にはどのようなメリットがあるのかについてお話しします。
UiPath Academyは、プログラム開発未経験者には難しい
UiPath Academy自体が日々改善と成長を続けていますので、今ではもう当てはまらない部分もあるのですが、当初のUiPath Academyは最も易しいはずのLevel 1- Foundationからして結構なハードモードでした(現在では、Level 1よりもより初学者向けの「RPAスターター はじめてのUiPath」が整備されています)。
正直のところ、プログラミング未経験者がいきなりトライするにはちょっと(というか、かなり)厳しい内容です。しかしながら今や、日常業務でプログラミングをしない実務担当者が自ら業務を自動化するというのはごく普通の流れになってきています。
プログラミング未経験者の方にも無理なく、業務の自動化を
そうしたニーズにお応えする、つまりプログラミング未経験者の方にも無理なく業務の自動化を推進できるようになっていただく、これが当社の研修から得られるメリットの一つ目です。
(ちなみに、現状でもUiPath Academyの「RPAスターター」と「Level 1- Foundation」の間には一定の埋めるべき落差があると私は考えています。当社の研修カリキュラムはそこも満たせるように作られています。)
※ご依頼いただければ、テキスト紹介資料をお送りしております。
作り込みに必要な知識の深堀りと豊富なハンズオン
もう一つのメリットは、「作り込みに必要な知識の深堀り」です。UiPath AcademyはUiPathによるRPA自動化全体という広い範囲を扱いの対象としています。自動化対象業務の選定から、実際の自動化(作り込み)、更にはサーバーサイドでの複数のロボットの管理まで、様々な内容が対象となります。それに対して当社の研修は、「今、目の前にある自動化対象業務をどう自動化してハッピーになるか」に特化して、じっくり深堀りします。豊富なハンズオンも交えて、実際の作り込みに必要となるテクニックが身につくように構成されています。ちなみにここで言う、「ハッピーになるか」という点も大事なところなのですが、こちらについては次回に説明をさせてください。
つまり、ここまでの内容をまとめますと、当社の研修はUipath Academyと比べて「敷居が低く」「扱う範囲は (studioに限定して) 狭く、深く」ということになります。当社の研修が扱わない部分については、UiPath Academyで学んでいただいてもよいので、そこは棲み分けができているものと考えています。
オンラインでの独学と目の前にいる講師との研修の違い
また、これは当社の研修に限らないことですが、オンラインでの学習にはどうしても一定の制限があります。例えば、「その場で疑問に思ったことがあっても質問できない」ということ。UiPathの場合は、User Forumなどで質問することはできますが、とはいえ即答が得られるわけではありません。
一方、研修の場合は目の前にいる講師が答えてくれますから、安心感がありますね。そしてもう一つ、「いつやってもいいと言われるとかえってやる気になれない」という点もあります。
研修を受けられる方たちは、RPAの自動化を生業にしているわけではありません。通常の業務を抱えたままで、それと並行して RPA を学び、実践していかなければなりません。そうした状況ですと、「オンラインでいつでも学習できる」環境より、時間と場所を予めしっかり決めた環境の方がやりやすいとうこともあります(こちら、実際にお客様からお伺いした声です)。
次回のコラムは、、、
さて、ここまでで「UiPath Academyと有償研修の使い分け」についてご説明してきましたので、次回は「2.当社の研修カリキュラムの特徴」と、「3.カリキュラム作成にあたって心がけていること」についてお話ししたいと思います。
尚、弊社のUiPath研修・トレーニングのご紹介は、こちら迄